2010年12月07日
りんごは雄か雌か?

☆すごくなぁ~い。無農薬でもこんなに実ってるのょ~。剪定が粗くて、実を成らせ過ぎたとの事ですが!
皆様こんばんわ。松木武久農園のうさぎです。㈱木村興農社の方から、木村さんの畑の写真が届きましたのでご紹介させて頂きます。お手紙書いてから3年、都内の出版イベントにうさぎの着ぐるみで駆けつけて、うさぎのままでショップのレストランで、行列の人たちを待ってお話したかいがあって、こんな貴重な写真を送って頂けるようになりました。
なんだかさっぱり分かってない、うさぎがコック帽のシェフ(木村さんのりんごをシェフの立場から支え続けた方)に、自分が農業やってると話すと、当日、木村さんのお付の偉そうな方達の中から、畑の指導をしている方を紹介してくださいました。
その方が、うさぎのブログをご覧になってくださって、木村さんに見せてくれました。
「へっぽこうさぎのブログを木村さんが見てくださる日が来るなんて!!」
非常に感激して、しかも、水着の写真を見て、木村さんが大笑いしてくださっていたと!・・・しょうもない腹を出したかいもあるってもんです。 これは、ますます頑張らなくてはと思って、今日に至ります。
しかし現状は・・・木は頑張ってくれてるんだが、自分が不甲斐ないばかりに、せっかく一つだけ花を咲かせて、実をつけてくれた実を実らせることが出来ませんでした。後悔先に立たず・・・。覆水盆に帰らず・・・。親の小言は後から効く・・・。
とにかく、来年は何としてでも、畑にもっと出て、りんごの木の元に日参しなくては!!
寝る前に考えるのは、どうしたら、そういう環境を整えながら、両親の身体も考えながら、研修生達にもお給料をあげて、お客様には何とか例年通りのりんごを届けて・・・無農薬の畑を増やしたい。 ぅうーーーーん。今年も月に20日は畑に出るって目標を成し遂げられなかったバカうさぎ。
本当に何とかしなければならない。 農商工連携は今は、止めるしかない。 商品開発も一時ストップ。だいたい、木村さんはそんなコト、一つもしてこなかった。無農薬のりんごが実って、初めて、そういうお声がかかってやっているだけ。
自分は、農業をビジネスとして成功させたい! そう考えてきたけど、それと、無農薬でのりんご栽培の両方は、今の松木農園の体制では無理がある。両親の年齢や、畑の樹齢を考えると、一刻も早く取り掛からなければならないのは、無農薬栽培。
だいたい、農業継ごうと思ったキッカケは、
「どうせ、自分がやっていくのなら、畑も土もりんごも健康なりんご作りをしていきたい。」
「おばあちゃんになったら、籠にりんご入れて、駅前とかで配り歩こう。」
「それまで、農業を続けられるような農業をしていこう。」
考えてみれば、うさぎの着ぐるみを着ようと思った時に、自分の結婚とか、女としての幸せとかは諦めたの。農業に人生を捧げる。とにかく、こんな農業じゃダメ! なんとかしたい。 幸うか不幸か、その直後にダーリンが出来たりして、すっごい考え込んだりしたけど、結局は、
「農業に身を捧げたいって気持ちは、どんなに相手への想いが強くても変わらない。それに沿ってくれない人とは人生は歩めない。」
まぁ、分かっちゃいたけど、自分わがままでして。 決めたコトは、出来うる限り守り通したいの。 もちろん日々、ぶれてばっかりで、自分ナニやってんだっけ???って日もあるし、後悔する事もある。でも、どんな日に自分に問いかけてみても、
「りんご作ってない。農業やってない自分の意味が分からない。誇りがあるとかでもないけど、とにかく自分はその為だけに生まれてきたとしか思えない。前世とかに女の人とかたくさん泣かせたから、自分が女になって、やらなければならない事と、女としての人生について悩むように生まれたんじゃん!!自業自得じゃん!」
って思うのー。 なんかね~、スピ系の人から、「弟さんの死があなたの人生を左右してる。あなたが本当にやりたい事と、弟さんの生きれなかった分を生きようとする想いが影響してる・・・・。」的なコトを言われた事もある。
でもさ、それも含めて、自分で選んじゃったコト。 現に、今は、自分はこの家のたった一人の後継ぎで、たくさんのりんごの木がうさぎの肩にかかってる。毎年、楽しみに待っててくださるお客様も全国にいる。何より、武久君が精魂込めて育てた、りんごの木をうさぎの代になって、全部切り倒すなんて出来る訳がない。そんなコトの上にある、自分の幸せなんかホントじゃない。
そんなのは絶対にイヤ!! それが正直な気持ちです。 きっと、こどもの頃から、生まれる前から、りんごたくさん食べたから、うさぎの中にりんごの木の妖精が棲んでるんだと思う。
㈱木村興農社HP・・・http://www.akinorikimura.net/
~りんご売りの少女~・・・http://matsukinouenn.naganoblog.jp/
Posted by 松木うさぎ at 21:28│Comments(0)
│自然栽培