2011年05月03日

木村式自然栽培勉強会へ

『木村式自然栽培勉強会@山梨』設立総会(2008)・・・http://www.global-h.co.jp/cgi-bin/contents/news/index.cgi?p=detail&id=43


 皆様こんばんわ。松木武久農園の営業担当です。山梨の自然栽培のお勉強会にいった時の様子をまとめます。

木村式自然栽培勉強会へ
*今回、誘ってくれた石和で自然栽培でりんごを実らせてる友人の基地☆


13:30 ローズファームP場に集合

     弦間農園様の圃場見学(桃の品種:白鳳、樹齢5,6年目、短梢栽培)

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 自然栽培に取り組んで3年目の桃農家さんです。無農薬・無肥料にして、一年目は実が実ったようですが、農薬が抜けてからは未収穫。100袋、袋かけをしても収穫には至らない。 一昨年は、1年間に20回以上の酢の散布をしている。(一週間に1回の頻度、800倍の希釈を50リットル、作業時間は、5分間) 

 そうは言っても、木が枯れてしまってはいけないので、開花前に、アイシーボールドは散布する。
よく出る病気・・・
・葉もぐり病
・線香細菌病
・カイガラムシ

 木の仕立て方は、短梢栽培。 年齢がいっても作業できるように、寝かした木の仕立てをしている。枝が込み合うと、そこが病気の元になる。側枝?に近く仕立てている。

 「木村式自然栽培」とは言っても、地域、天候によって、酢の散布時期、希釈率に始って、全ての作業を環境によって考えて模索していかなければならない。5年間は、未収穫でも我慢で、実が収穫できたら、他の畑も増やしていきたい。10年はやってみて、10年とことんやっても、桃では結果が出なければ考える。


桃栽培とは?・・・http://homepage3.nifty.com/jindaira/nousagyou/noen8b.htm
果樹苗木の植え方・育て方・・・http://www.fukuten.com/03chie/sodatekata.html


15:00~    津野田様の圃場見学(葡萄の品種:巨峰5BB、樹齢〇年、短梢栽培)
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 自然栽培を初めて2年目。酢の散布は4回、袋かけ後にボルドー1回。今年は、250倍を1回散布したところ。

・べト病が酷い
・越冬害虫の密度を下げる・・・木酢液の原液を散布?(相模原のブドウ農家)

自然栽培の葡萄の味の特徴・・・実が硬い
          (現状)   糖度が低い⇔葉が早く落葉してしまうから、デンプン質が光合成によって糖分に分解されない。

 慣行栽培よりは、芽吹き、発芽は遅め。
剪定後の枝もそのまま畑におく。草も背が高すぎる草は刈ったり、踏み倒して、畑にそのまま。
                   
畑に残した剪定後の枝に、てっぽう虫などの害虫が入る。枝をチップ化するのがいいのか?
皮かき、ヒソ削りはしない。昔はセッセとしていたが、「まだ寒い季節に服を脱がせられたら、人間も風邪をひく」という指摘で納得したから。 ただ、病気にならない程度にはしている。

 ☆現在は、巨峰は消費者のニーズは 「種無し」 が主流だが、そうするとホルモン剤である、ジベ処理が必要。 

無農薬栽培で、短梢栽培、種無しブドウにするには技術がいる。

 流通面から言うと、JAは防除暦よりも、「見た目、見栄え」 重視の傾向。

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*津野田様の圃場は、たんぽぽが多く見られたが、この紫のマメ科の草が多くなってくると、土壌が整ってきたと言えるらしい。


 「種無し」ブドウに大きく反応する。 消費者ニーズって! 種のないブドウ食いたいって? 種くらい自分の口から出せよ!そんなバカな消費者に迎合する必要あるんですか? ニーズ、ニーズって言うけど、農業者が消費者を啓蒙していくコトだって必要なんじゃないですかね? 農産物の味や、商品説明、作業における農薬、化学肥料の情報開示・・・農家に出来てないコトは多いけど、

「ホルモン剤をうたないと、ブドウは種無しにはならない。それは、ブドウとしては奇形。生物としておかしなコトである。」

 って伝えて、消費者に正しい農産物の選び方を教えられるのは、現場にいる農家さんしかいないじゃない?

 「種のないブドウ」 なんて、 「種なし男」 よりサイテーicon08・・・だと、わたしめは個人的に感じました。消費者が一番正しいと思ったら、大間違いです。消費だけする人間と、モノを作り出す人間だったら、作り出してる方が商品については知ってるに決まってるじゃん! 使い勝手や、味、商品のあつらえ方は、消費してる側のがいろんな情報を持ってるとは思いますけど。


 熱くなって、ムカムカしちゃって、後の話が頭に入りきらなかったわicon15

*聞き書き、(桃、ブドウはりんご以上に素人なので、慣行栽培のコトさえも分からない身で行ってるので)なので、間違ってるところも多々あります。詳しくは、Tちゃんの野良り苦楽りブログをご参照くださいませ。

 りんごの圃場について、後程、まとめます。りんごが本業だからね~。

島根県果樹農業振興計画・・・http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/seisan/engei_shinkou/index.data/kashin_keikaku.pdf



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Posted by 松木うさぎ at 00:09│Comments(0)自然栽培
 
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