2013年01月14日
ずくを楽しむ
皆様お寒うございます。松木武久農園の営業担当です。
昨日は村の~どんど焼き~でした。昨日の夜半から雨が雪に変わり・・・今朝は、どんと!!積もりました
「どんど焼き、昨日でよかったね!」
「うちはいいって、今日やってる所もあるだろ!てーへんだが冬だからな!雪は降るもんだ。」
武久君と話す。
「そうだね~。でも子どもの頃って、どんなに雪ごんごんの中でも、
どんど焼きに燃やす物(だるま・書初め・昨年のお札類・・・)を集めるために
近所をソリで回っては、お菓子貰うの楽しかったもんだなぁ・・・」
「今は、村に子どもなんか、ろくにいやしねぇ!」
雪に埋もれてる、うちの村です。そんな寒い日も研修生2名は、りんごの選別・スーパー卸しの袋詰め作業・贈答発送の荷作り・・・室内ではありますが、寒い倉庫で作業してくれてます。
信州には、「ずく」 という方言があります。比較的、家庭の中でもよく使われます。
「まめに働く・面倒臭がらずに、精を出す」
というような意味です。
ちなみに、怠け者の子どもなどは、子どもの頃、親に
「部屋を片付けなさい!」
「寒いからヤダ~(>_<)」
「も~、この ずくなし!!」
怒られたりします。わたくしも、玄関の履物を揃えずにおると、よく祖母にそう言われました。
県の男女共同参画事業の委員として出席した会議で
「信州の良さを発信! スローフード・スローライフの暮らし方を都会の方に情報発信していく。」
というような文言がございました。わたくしは、個人的に4年程前から、世間で踊ってる
「スローフード」 「スローライフ」 = 「田舎暮らし」
みたいなブームに非常な違和感を感じておりました。現実に限界集落と言われるような村で成長して、都会で学生時代を過ごし、地元に戻ってきた人間としては・・・
「田舎暮らしは全然スローでなくって、ファストライフ・ビズィー・フードだが???
専業農家でゆっくり暮らしてる人など見た事ない!」
都会の暮らしに疲れた、マスコミの言うコト鵜呑みにしちゃう人達って、「スローライフ」に憧れて田舎に移住してきちゃうんだよね。そんで現実を知って、サラリーマンに戻って行ったりしてしまう。
本当に困ったコトである。一度、 「憧れ」 を持って、「都会での生活を精算」してまで田舎に来て、都会に戻った人にとって、田舎は、観光でも2度と訪れたくないような敗北感と共に思い出されはしないだろうか?
口コミが一番広がる情報源としたら、そういう方達が
「信州に移住? 止めておきなって! 人も閉鎖的だし、雪は凄いし、全然思ってた暮らしは出来なかった!」
これから移住を考えてる方に言ったら・・・・。
そうはならない為にも、もっと現実を見据えた上で、それでも
「信州の厳しい自然と、農村での暮らし方を楽しむ事」
を提案できるような・・・うまいキャッチコピーがないだべか??? ずっと思っておりました。
「しがらみ」=「セーフティーネット」 に続く、思考の逆転活動です。
4年前から、その事だけをずっと考えておった訳ではありませんが、違和感はずっとあり、それを説く秘密が知りたくて、2年前にスローフードの本場、イタリアでのテッラ・マードレ(スローフード協会の祭典・会議)に参加させて頂きました。
そして、県の会議にて、そんな過去のいろいろが髣髴としまして・・・
「スローフードだの、スローライフだのと、都会の人間を煽るのは、詐欺に等しい!!
そうではない現実の厳しさを踏まえた上での言葉
わたし達、農村で暮らす人達が、肌感覚で感じる
~農村で暮らす楽しみ~ が、伝わるコトバがいいと思う。
スローライフとかってのは、都会の人達が考えたコトバだと思う。長野県から情報を発信してるのに、上からのお下がりにぶら下っても意味ない。
で、私なりに思いついたのは~ずくを楽しむ暮らし~です!」
「私も、祖母、母親が本当に忙しい農作業の合間をぬって、白菜を漬けたり、
寝る間を惜しんで、豆を煮たり・・・・お味噌を仕込んだり・・・そういうのを見て育ってきました。
都会から戻ったからこそ、そういう暮らしの豊かさが分かりました。きっと都会で生活してる方達もそこに憧れてらっしゃるんだと思うんです。
でも、それは、~ずくを出して!~ 寸暇も働いて出来る暮らしなんです。
一見、スローライフに見える暮らし方を支えていたのは、おばあちゃん達のガサガサの荒れた手だと思うんです!」
発言して、熱くなったりしました。 でも本当にそう思うの。だからこそ、私は祖母から受け継いだそういう暮らし方を受け継いでいきたい・・・そんな風に思ったから農業も継いだ訳です。
「厳しい自然の中で生きていくには、熱いずく(気持ち)がなければ、決して成り立たない。」
そして、「ずく」 って何だろう?って考えたら、
「身近な人達に少しでもいい暮らし・美味しい物を食べて貰いたい!」
という気持ち=LOVE なんじゃ~ないか?と思う訳です。
~閑話休題~
よく知人・友人に
「もぅ、お歳暮発送も終ったから、りんごないんでしょ~! 仕事落ち着いた?」
言われたりしますが・・・・
「全然、りんごあります。倉庫に10t~20t あるです。
皆様のご想像する、像一匹がだいたい1トン。 そいつ20匹倉庫にいます。
それらを3月末までに売り切らねば、うちはやってけない訳で・・・日々、ご予約を待っておりますです。」
ご予約はこちらから → http://www.matsuki-ringo.com/
畑も店舗も行けないから、外仕事は落ち着きましたが、発送業務は引き続き・・・。
ここからが、営業担当の腕の見せどころ!・・・な季節な筈です。 とりあえず本日は、雪かき&掃除に追われておりました。
ご家庭用(傷あり品)・・・4,200円(送料込み)
ご予約先・・・WEBサイトにこれから登録予定ですが、お問合せ欄からのご予約も可能です。
*写真が、常連様用で、王林1個だけ入ってるのですが・・・本来は、サンふじ40個入りとかです。
以下、済み
◎WEB登録
・ご家庭用10K:低価格商品アップ
⇔ http://www.matsuki-ringo.com/
昨日は村の~どんど焼き~でした。昨日の夜半から雨が雪に変わり・・・今朝は、どんと!!積もりました
「どんど焼き、昨日でよかったね!」
「うちはいいって、今日やってる所もあるだろ!てーへんだが冬だからな!雪は降るもんだ。」
武久君と話す。
「そうだね~。でも子どもの頃って、どんなに雪ごんごんの中でも、
どんど焼きに燃やす物(だるま・書初め・昨年のお札類・・・)を集めるために
近所をソリで回っては、お菓子貰うの楽しかったもんだなぁ・・・」
「今は、村に子どもなんか、ろくにいやしねぇ!」
雪に埋もれてる、うちの村です。そんな寒い日も研修生2名は、りんごの選別・スーパー卸しの袋詰め作業・贈答発送の荷作り・・・室内ではありますが、寒い倉庫で作業してくれてます。
信州には、「ずく」 という方言があります。比較的、家庭の中でもよく使われます。
「まめに働く・面倒臭がらずに、精を出す」
というような意味です。
ちなみに、怠け者の子どもなどは、子どもの頃、親に
「部屋を片付けなさい!」
「寒いからヤダ~(>_<)」
「も~、この ずくなし!!」
怒られたりします。わたくしも、玄関の履物を揃えずにおると、よく祖母にそう言われました。
県の男女共同参画事業の委員として出席した会議で
「信州の良さを発信! スローフード・スローライフの暮らし方を都会の方に情報発信していく。」
というような文言がございました。わたくしは、個人的に4年程前から、世間で踊ってる
「スローフード」 「スローライフ」 = 「田舎暮らし」
みたいなブームに非常な違和感を感じておりました。現実に限界集落と言われるような村で成長して、都会で学生時代を過ごし、地元に戻ってきた人間としては・・・
「田舎暮らしは全然スローでなくって、ファストライフ・ビズィー・フードだが???
専業農家でゆっくり暮らしてる人など見た事ない!」
都会の暮らしに疲れた、マスコミの言うコト鵜呑みにしちゃう人達って、「スローライフ」に憧れて田舎に移住してきちゃうんだよね。そんで現実を知って、サラリーマンに戻って行ったりしてしまう。
本当に困ったコトである。一度、 「憧れ」 を持って、「都会での生活を精算」してまで田舎に来て、都会に戻った人にとって、田舎は、観光でも2度と訪れたくないような敗北感と共に思い出されはしないだろうか?
口コミが一番広がる情報源としたら、そういう方達が
「信州に移住? 止めておきなって! 人も閉鎖的だし、雪は凄いし、全然思ってた暮らしは出来なかった!」
これから移住を考えてる方に言ったら・・・・。
そうはならない為にも、もっと現実を見据えた上で、それでも
「信州の厳しい自然と、農村での暮らし方を楽しむ事」
を提案できるような・・・うまいキャッチコピーがないだべか??? ずっと思っておりました。
「しがらみ」=「セーフティーネット」 に続く、思考の逆転活動です。
4年前から、その事だけをずっと考えておった訳ではありませんが、違和感はずっとあり、それを説く秘密が知りたくて、2年前にスローフードの本場、イタリアでのテッラ・マードレ(スローフード協会の祭典・会議)に参加させて頂きました。
そして、県の会議にて、そんな過去のいろいろが髣髴としまして・・・
「スローフードだの、スローライフだのと、都会の人間を煽るのは、詐欺に等しい!!
そうではない現実の厳しさを踏まえた上での言葉
わたし達、農村で暮らす人達が、肌感覚で感じる
~農村で暮らす楽しみ~ が、伝わるコトバがいいと思う。
スローライフとかってのは、都会の人達が考えたコトバだと思う。長野県から情報を発信してるのに、上からのお下がりにぶら下っても意味ない。
で、私なりに思いついたのは~ずくを楽しむ暮らし~です!」
「私も、祖母、母親が本当に忙しい農作業の合間をぬって、白菜を漬けたり、
寝る間を惜しんで、豆を煮たり・・・・お味噌を仕込んだり・・・そういうのを見て育ってきました。
都会から戻ったからこそ、そういう暮らしの豊かさが分かりました。きっと都会で生活してる方達もそこに憧れてらっしゃるんだと思うんです。
でも、それは、~ずくを出して!~ 寸暇も働いて出来る暮らしなんです。
一見、スローライフに見える暮らし方を支えていたのは、おばあちゃん達のガサガサの荒れた手だと思うんです!」
発言して、熱くなったりしました。 でも本当にそう思うの。だからこそ、私は祖母から受け継いだそういう暮らし方を受け継いでいきたい・・・そんな風に思ったから農業も継いだ訳です。
「厳しい自然の中で生きていくには、熱いずく(気持ち)がなければ、決して成り立たない。」
そして、「ずく」 って何だろう?って考えたら、
「身近な人達に少しでもいい暮らし・美味しい物を食べて貰いたい!」
という気持ち=LOVE なんじゃ~ないか?と思う訳です。
~閑話休題~
よく知人・友人に
「もぅ、お歳暮発送も終ったから、りんごないんでしょ~! 仕事落ち着いた?」
言われたりしますが・・・・
「全然、りんごあります。倉庫に10t~20t あるです。
皆様のご想像する、像一匹がだいたい1トン。 そいつ20匹倉庫にいます。
それらを3月末までに売り切らねば、うちはやってけない訳で・・・日々、ご予約を待っておりますです。」
ご予約はこちらから → http://www.matsuki-ringo.com/
畑も店舗も行けないから、外仕事は落ち着きましたが、発送業務は引き続き・・・。
ここからが、営業担当の腕の見せどころ!・・・な季節な筈です。 とりあえず本日は、雪かき&掃除に追われておりました。
ご家庭用(傷あり品)・・・4,200円(送料込み)
ご予約先・・・WEBサイトにこれから登録予定ですが、お問合せ欄からのご予約も可能です。
*写真が、常連様用で、王林1個だけ入ってるのですが・・・本来は、サンふじ40個入りとかです。
以下、済み
◎WEB登録
・ご家庭用10K:低価格商品アップ
⇔ http://www.matsuki-ringo.com/
Posted by 松木うさぎ at 18:10│Comments(0)
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